弘法の筆謬り

外資系企業で働く戦略コンサルタントのブログです

コンサル

紙を”キレイ”に書くのは本当に無駄なのか

この記事はある種の宗教論です。 コンサルタントの書く紙(スライド)は、基本的にキレイであることが求められます。 中にはスライドライティングが絶望的に苦手で、メッセージのクリアさやコンテンツの価値一本で勝負している人もいますが、少なくともジュ…

「わかる」のレベル感

物事を「わかった」と表現することのレベル感は、人によって異なります。それぞれの「わかり方」ごとに一長一短あるので、どれが一番良い悪いという話ではありませんが、少なくとも「わかり方」にはレベル感がある、人によって癖の差があるのだという話です…

「わからない」の類型化

こちらの記事で、コミュニケーションが上手くいかないのはお互いに原因が有るという話をしました。今日はそのコミュニケーションが上手くいかない理由をもうすこし掘り下げます。特に、話の聞き手の立場から、他人の話を理解できないことの理由を言語化して…

コミュニケーションの大前提

就活生時代、コミュニケーション能力を売りに自己アピールをしていた人も多いことと思います。 実際、大学生が定義するコミュニケーション能力と社会人が求めるコミュニケーション能力の定義に大きな乖離があることはよく言われている話ではありますが、社会…

トークストレートの本当の意味

コンサルティング業界には”Talk Straight”という言葉があります。トークストレートという言葉をどの様に解釈するかは人それぞれ定義が揺れるところだと思いますが、私なりの定義は、「立場や役職に関係なく、クライアントバリューを高める目的に資する限りは…

正しさを如何に捨てるか

うちのファームには理系の院卒の方が割合としてそこそこ占めるのですが、理系の方にありがちな議論の「正しさ」に関する悩みというのがあります。 工学系の方はまだましなのですが、理学系で自然科学や数学を専攻していた方などは、コンサルティングのような…

自責思考の注意点

コンサルタントになると、基本姿勢として「自責思考」を叩き込まれます。 すべてのことを自分に原因があり、自分の行動の結果であると捉えて自己成長につなげよ、とする考え方です。 例えば上司に指示されて行った作業のアウトプットがクライアントに全く刺…

これからコンサルタントになる人へ

外資系企業で働くコンサルタントのこーぼーです。苦労や悩みの記憶が新しいうちに、文章の形でこういった話をまとめておくことには一定の価値があると信じて筆を執ります。あえて耳の痛いことも書いています。なぜならこの文章は新社会人の頃の自分自身に宛…

コンサルタントがプロジェクトを移るときの話

コンサルに限らず、最近はプロジェクトベースで仕事を進める企業も増えてきたものと思います。 プロジェクトが変わると、上司・部下が変わる他、仕事内容や扱う分野も大きく変わります。持ち運べるのはスキルセットや仕事のススメ方のノウハウ、心構え等ベー…